同人誌の仕様

同人誌の製本方法、各種オプションをご紹介します。

オンデマンド印刷について

シメケンプリントの通常メニューは、レーザー・トナー方式によるオンデマンド印刷となります。
オフセット印刷は印刷するための板(版)を作る必要があり、これにコストがかかります。印刷版を作れば安価で大量に印刷することができます。
オンデマンド印刷とは、印刷版を作らずにレーザー方式やインクジェット方式などで印刷する方法で、少ない部数でも安価に印刷することができます。

中綴じ製本/くるみ製本

中綴じ製本

中綴じ製本の写真
中綴じ製本を開いた写真
中綴じ製本の構造
  • 本の中央をホチキスで止めて2つ折りにする製本方法です。ページ数が多くなると利用できません。
  • 内側まで見やすいので、内側の余白(とじしろ)が不要です。イラスト集・写真集を作るのにおすすめです。
  • 4ページ印刷された紙を重ねて製本するので、4の倍数のページ数になります。

くるみ製本

くるみ製本の写真
くるみ製本を開いた写真
くるみ製本の構造
  • 本文の背表紙部分に接着剤をつけ、表紙でくるむ製本方法です。背表紙原稿が必要となります。
  • ページ数が少ないと利用できません。50P以上に対応できるので、小説本などを作るのにおすすめです。
  • 2ページ(表裏)の紙を束ねて製本するので、2の倍数でのページ構成が可能です。
  • 本の内側は開きにくいため、原稿内側の余白(とじしろ)を大きくとる必要があります。

ページの数え方

表1・表4 表2・表3
※上図は右綴じの場合です。左綴じでは表1と表4、表2と表3が反対になります。
  • シメケンプリントでは同人誌のページ数は 本文20P+表紙4P(合計24P) のように表記されています。表紙を表1・表2・表3・表4の4Pと数えます。
  • 表2・表3は通常のお申し込みでカラー印刷できますので、ご希望の場合は原稿を入稿してください。モノクロ印刷をご希望の場合はモノクロ原稿をご入稿ください。表2表3への印刷が不要の場合はその原稿を入稿する必要はありません(同人誌では表2・表3の印刷を行わないことも多いです)。
  • 原稿にページ番号を表記する場合、本文最初をp.1とする方法と、本文最初をp.3(表1をp.1、表2をp.2と数える)とする方法があります。どちらでも問題なく、またそれ以外のお好みの方法で大丈夫です。
  • 遊び紙はページ数に数えません。

遊び紙

遊び紙の説明
遊び紙の写真(マーメイド各色)
表紙と本文の間に挿入する飾り用の紙を遊び紙といいます。遊び紙に印刷はできません。作品のイメージに合った紙をお選びください。マーメイドは後ろが少し透けて見えます。
マーメイド/赤(少し透けてみえます)
マーメイドは少し透けて見えます
マーメイド/黒(透けません)
マーメイド黒は透けません

PP加工(マットPP・光沢PP)

マットPP加工
マットPP加工
光沢をおさえて落ち着いた印象
クリアPP加工
光沢PP加工
光沢が強くなって高級感
紙の表面にフィルムを貼りつける加工です。紙を保護するとともに、光沢PPでは光沢が出て高級感がある仕上がりになります。マットPP加工は同じくフィルムを貼りつけて保護しますが、こちらはツヤを消して光沢をおさえ、落ち着いた仕上がりになります。

カバー

カバー
  • カバーは本体に巻いた状態で納品いたします。
  • カバーを追加しても、本体の表紙は通常どおりカラー印刷できます。本体表紙をモノクロ印刷したい場合は、通常どおりご注文の上、モノクロの表紙原稿をご入稿ください。
  • カバー裏面の印刷はできません。

右綴じ/左綴じ

綴じ方向
  • 同人誌には、右綴じ左綴じの2種類の綴じ方向があります。
  • 本の側を接着剤やホチキスで固定して、左側を開いて読む本は右綴じとなります。
  • 反対に、本の側を接着剤やホチキスで固定して、右側を開いて読む本は左綴じとなります。

綴じ方向の決め方

縦書きの場合 横書きの場合
  • 本文が縦書きの場合、ページの右から左へ読めるようにするため、右綴じとなります。
  • 本文が横書きの場合、ページの左から右へ読んでいくため、左綴じとなります。
  • 日本の一般的な漫画では、縦書きのセリフで右上から左下に読んでいくため、右綴じになります。横書きにして左上から読む場合は左綴じにしましょう。
  • イラスト集や写真集、1ページ完結の短編集など、ページの前後で話のつながりがない場合は、右綴じ・左綴じどちらでも問題なく読めることが多いです。
イラスト/写真集などの場合

本文の配置

右綴じのページ左右配置 左綴じのページ左右配置
  • 右綴じの場合、本文はページから始まります。本文の最初をp.1またはp.3とした場合、奇数ページが左側、偶数ページが右側の配置になります。
  • 左綴じでは本文はページから始まり、偶数ページが左側、奇数ページが右側の配置になります。

表紙の配置

右綴じの表紙
左綴じの表紙
アルファさんとさらしなさんが喧嘩しているイラスト