同人誌の仕様
同人誌の製本方法、各種オプションをご紹介します。
オンデマンド印刷について
シメケンプリントの通常メニューは、レーザー・トナー方式によるオンデマンド印刷となります。
オフセット印刷は印刷するための板(版)を作る必要があり、これにコストがかかります。印刷版を作れば安価で大量に印刷することができます。
オンデマンド印刷とは、印刷版を作らずにレーザー方式やインクジェット方式などで印刷する方法で、少ない部数でも安価に印刷することができます。
中綴じ製本/くるみ製本
中綴じ製本
- 本の中央をホチキスで止めて2つ折りにする製本方法です。ページ数が多くなると利用できません。
- 内側まで見やすいので、内側の余白(とじしろ)が不要です。イラスト集・写真集を作るのにおすすめです。
- 4ページ印刷された紙を重ねて製本するので、4の倍数のページ数になります。
くるみ製本
ページの数え方
- シメケンプリントでは同人誌のページ数は 本文20P+表紙4P(合計24P) のように表記されています。表紙を表1・表2・表3・表4の4Pと数えます。
- 表2・表3は通常のお申し込みでカラー印刷できますので、ご希望の場合は原稿を入稿してください。モノクロ印刷をご希望の場合はモノクロ原稿をご入稿ください。表2表3への印刷が不要の場合はその原稿を入稿する必要はありません(同人誌では表2・表3の印刷を行わないことも多いです)。
- 原稿にページ番号を表記する場合、本文最初をp.1とする方法と、本文最初をp.3(表1をp.1、表2をp.2と数える)とする方法があります。どちらでも問題なく、またそれ以外のお好みの方法で大丈夫です。
- 遊び紙はページ数に数えません。
遊び紙
表紙と本文の間に挿入する飾り用の紙を遊び紙といいます。遊び紙に印刷はできません。作品のイメージに合った紙をお選びください。マーメイドは後ろが少し透けて見えます。
PP加工(マットPP・光沢PP)
紙の表面にフィルムを貼りつける加工です。紙を保護するとともに、光沢PPでは光沢が出て高級感がある仕上がりになります。マットPP加工は同じくフィルムを貼りつけて保護しますが、こちらはツヤを消して光沢をおさえ、落ち着いた仕上がりになります。
カバー
- カバーは本体に巻いた状態で納品いたします。
- カバーを追加しても、本体の表紙は通常どおりカラー印刷できます。本体表紙をモノクロ印刷したい場合は、通常どおりご注文の上、モノクロの表紙原稿をご入稿ください。
- カバー裏面の印刷はできません。
右綴じ/左綴じ
- 同人誌には、右綴じ、左綴じの2種類の綴じ方向があります。
- 本の右側を接着剤やホチキスで固定して、左側を開いて読む本は右綴じとなります。
- 反対に、本の左側を接着剤やホチキスで固定して、右側を開いて読む本は左綴じとなります。
綴じ方向の決め方
- 本文が縦書きの場合、ページの右から左へ読めるようにするため、右綴じとなります。
- 本文が横書きの場合、ページの左から右へ読んでいくため、左綴じとなります。
- 日本の一般的な漫画では、縦書きのセリフで右上から左下に読んでいくため、右綴じになります。横書きにして左上から読む場合は左綴じにしましょう。
- イラスト集や写真集、1ページ完結の短編集など、ページの前後で話のつながりがない場合は、右綴じ・左綴じどちらでも問題なく読めることが多いです。
本文の配置
- 右綴じの場合、本文は左ページから始まります。本文の最初をp.1またはp.3とした場合、奇数ページが左側、偶数ページが右側の配置になります。
- 左綴じでは本文は右ページから始まり、偶数ページが左側、奇数ページが右側の配置になります。
表紙の配置
- 右綴じの場合は左側が表1、右側が表4です。左綴じでは配置が逆となり、右側が表1、左側が表4です。
- 表1・背表紙・表4を繋げた原稿では特にご注意ください。 表1・背表紙・表4を1枚の原稿として作成する